小田急電鉄と東京大学先端研のXR展示に「デジタルステッキ」が参加!高齢者の課題解決と新しい体験をVRで
- 事務局
- 1月13日
- 読了時間: 3分
更新日:7月31日
実施:2025年1月13日

はじめに
この度、小田急電鉄株式会社が東京大学先端科学技術研究センター身体情報学分野(稲見・門内研究室)とタイアップして開催しているXR展示に、私たち一般社団法人デジタルステッキが開発に携わったコンテンツが紹介されています。高齢者の皆様が直面する課題をXR技術で解決し、新しい体験を提供するこの取り組みについてご紹介します。
展示の背景
小田急電鉄は、鉄道や不動産といった自社のリソースとXR技術を融合させ、リアルの価値を拡張する取り組みを進めています。特に、ユーザーに「価値」を届けるためには、体験性と課題解決の両面をわかりやすく伝えることを重視しています。今回の展示は、高齢者が直面する課題を知り、その解決に向けたXR技術の可能性を体験できる場として実現しました。
注目の展示コンテンツ
1. バーチャル旅行
開発者:登嶋健太氏(東京大学 先端研 身体情報学分野(稲見・門内研究室)・一般社団法人デジタルステッキ)
コンテンツ概要:日本各地の360度観光映像に加え、南アフリカのサファリツアーを収録した「福祉×VR バーチャルサファリ」も体験できます。VRヘッドマウントディスプレイを使用し、約7分間の没入感ある旅行体験が可能です。体験者からは「年齢を重ねるのが楽しみになった」「実際に自分の目で旅の映像の続きを見に行きたくなった」といったポジティブな声が寄せられています。
2. VR吹き矢
制作:東京大学 先端研 身体情報学分野(稲見・門内研究室)、一橋大学 大学院 ソーシャル・データサイエンス研究科 檜山研究室、東京理科大学 先進工学部 吉田研究室
コンテンツ概要:手軽に楽しく吹き矢を使った呼吸エクササイズができるコンテンツです。レクリエーションだけでなく、高齢者の呼吸機能や嚥下機能のトレーニング、コロナ患者のリハビリテーションへの利用も期待されています。専用の道具や広い空間が不要なVRシステムで、リアルな吹き矢とシューティングゲームのようなダイナミックなモードの2種類が楽しめます。体験時間は約5分です。
展示詳細
•日程:2024年11月15日(金)~2025年1月13日(月)
•※毎週火曜日は定休日(臨時休業・イベント日あり)
•体験時間:10:00~20:45(体験受付終了時間)
•場所:NEUU(〒160-0023 東京都新宿区西新宿1ー5ー11新宿三葉ビル1F 正面入り口の展示コーナー)
•料金:無料
•予約:不要
デジタルステッキの役割
一般社団法人デジタルステッキは、高齢者の皆様がより豊かで活動的な生活を送れるよう、デジタル技術を活用した支援を行っています。今回の「バーチャル旅行」コンテンツの開発協力は、その活動の一環です。XR技術を通じて、身体的な制約があっても多様な体験を可能にし、生活の質を向上させることを目指しています。
まとめ
今回の展示は、XR技術が高齢者の生活にもたらす可能性を示す素晴らしい機会です。体験性と課題解決が見事に両立したコンテンツを通じて、XRを活用した新しいエンターテインメントの価値を広く発信し、誰でも気軽に楽しめる体験の裾野を広げています。ぜひ、NEUUに足を運び、未来の体験を体感してください。




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